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古家の売却

古い家が売れないときに確認したい選択肢

古い家の外観を調査し、状態を記録する担当者

古い家が売れないとき、原因は値段だけとは限りません。家の傷み、残っている物、道路とのつながり、建て直せるか、土地の境目、家の名義、場所、写真、売る条件などが関係します。理由を確かめずに値段だけを下げると、何を直せばよいか分からないまま時間が過ぎます。

まず、今の売り方を見直せるかを確認します。次に、会社に直接買い取ってもらう方法、家を残したまま土地として売る方法、家をこわして土地を売る方法を比べます。いくつかの見方を並べると、次にすることが分かりやすくなります。

最初に確認

この記事の結論

売れない理由は、値段だけとは限りません。問い合わせや見学に来た人の反応を記録します。いくつかの不動産会社へ同じ質問をし、変えることを1つずつ決めます。

まずやること

問い合わせの数、家を見た人からの質問、買わなかった理由、今の値段と条件をまとめます。

今はまだしないこと

1社の意見だけで、値下げ、家を直す、家をこわす作業をまとめて進めません。

まず見直したい5つのこと

  • 今の値段が、近くで売れた家や土地の値段と大きく離れていないか。
  • 家の中と外の写真で、今の状態が分かるか。
  • 雨漏り、かたむき、シロアリ、こわれた設備を説明できるか。
  • 道路とのつながり、土地の境目、建て直せるかなどを確認しているか。
  • 家の名義や、家族で共有する場合の話し合いが進んでいるか。

売れにくいときの比較表

候補 確認すること 注意点
仲介売却の条件見直し 価格、写真、紹介文、見学の対応、家に残った物 売却期間は地域需要に左右される
買取査定 今の状態で対応できるか、家に残った物、引き渡す条件、価格 仲介より価格が低くなる場合がある
解体後の売却 解体費、土地査定、税負担、補助制度 費用をかける前に古家付き売却も比較する
最低限の修繕 危険箇所、雨漏り、清掃、設備確認 費用を売却価格で回収できるかは条件次第

モデルケース

値下げの前に、8週間だけ立ち止まったIさん

Iさん(64歳)は、古家を1,280万円で10か月売り出していました。問い合わせ2件、内見0件。年間維持費30万円もかかるなか、すぐ180万円下げるべきか迷っていました。

物件写真と問い合わせ記録と価格案を並べて比較するイメージ

「高いから」だけでは分からなかった

Iさんは価格を変える前に、掲載写真、残置物、建物状態の説明、問い合わせ後の記録を見直しました。写真と資料を5万円で整え、8週間だけ反応を見る道を、すぐ値下げする道、工事をする道と並べます。期限後は反応を見て価格変更や買取へ進むことにしました。

3つの打ち手を期限つきで見る

値下げ、工事、情報改善後に成約した場合の税引前の比較
選択肢成約時の計算税引前の比較額注意点
すぐ1,100万円へ下げる1,100万円 − 維持費5万円 − 仲介手数料42万9,000円1,052万1,000円売れやすくなる可能性はあるが180万円下げる
180万円かけて直す1,280万円 − 工事180万円 − 維持費10万円 − 仲介手数料48万8,000円1,041万2,000円工事後も1,280万円で成約するとは限らない
5万円で情報を整え8週間試すIさんの選択1,200万円 − 改善5万円 − 維持費5万円 − 仲介手数料46万2,000円1,143万8,000円写真、残置物、説明を見直して反応を測る

反応が変わってから決めたこと

写真、残置物、建物状態の説明を整えると、8週間で内見が4件入り、1,200万円で成約しました。改善5万円、維持費5万円、仲介手数料46万2,000円を差し引いた税引前の比較額は1,143万8,000円です。

理由のない値下げから抜け出せた

選んだ道の比較額は、1,100万円で成約する値下げ案より91万7,000円、1,280万円で成約する工事案より102万6,000円多い結果でした。Iさんは反応を記録したことで、値下げするにしても理由を持って決められます。ただし、情報を整えても反応が変わらない場合は、価格変更や買取を次に比べる必要があります。

Iさんが残した判断材料

8週間だけ試す改善内容と期限を決め、問い合わせ、内見、見送られた理由を記録する。その記録があれば、期限後の価格変更と買取条件を感覚だけでなく反応に沿って比べられます。

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相談する前にまとめる情報

家が建ってからの年数、間取り、土地と家の広さ、税金、家の名義、残っている物、直した記録、土地の境目が分かる資料をまとめます。全部そろっていなくても、分かることから相談できます。

税務、登記、法的な扱いは個別事情で変わります。広告リンク先の案内だけで判断せず、必要に応じて専門家や公的窓口へ確認してください。

不動産会社へ聞きたいこと

「いくらで売れますか」だけでなく、「どんな人が買いそうですか」「家を残した場合と、土地として見せる場合で何が変わりますか」「家をこわす前に確認することはありますか」と聞きましょう。不動産会社ごとの考え方が分かりやすくなります。

会社ごとに意見が違うときは、査定額だけを比べないようにします。金額の理由、売れるまでの期間、家に残った物、土地の境目、登記をどこまで確認するかも並べましょう。説明が具体的かどうかも大切です。

相談先へ伝えると比較しやすい情報

古い家を売るときは、価格だけでなく、買いたい人が迷う理由を知ることが大切です。売り出し中なら、問い合わせの数、見学後に聞かれたこと、買わなかった理由を記録します。まだ売り出していない場合は、家の写真、家に残った物、土地と道路のつながり、土地の境目、同じ土地に家を建て直せるかを、分かる範囲でまとめましょう。

建物の状態を把握するために、既存住宅の点検・調査について情報を集める方法もあります。ただし、調査の実施や改修が売却の成否を約束するものではありません。費用をかける前に、現状のまま売る場合、買取を相談する場合、解体費用も見る場合を比較材料として確認してください。

販売条件を見直す前に聞きたい質問

売れにくい理由を聞くときは、値下げだけに注目しないようにします。どのような人が興味を持ったか、家と土地のどちらが評価されたか、家に残った物や説明資料が原因ではないかも聞きましょう。一社だけで決めず、同じ資料で複数の意見を比べます。

今の状態で売る、古い家がある土地として売る、買取を相談する、解体費を調べる。それぞれ準備と契約の条件が違います。早く売りたいのか、管理を減らしたいのか、時間をかけられるのかを先に伝えましょう。

行動の順番

読んだあとに進める3ステップ

  1. 反応を記録する

    問い合わせ、見学、買わなかった理由と、価格・写真・家に残った物をまとめます。

  2. 同じ質問をする

    複数の会社へ、価格の理由、どのような人が買いそうか、買取や解体の見方を聞きます。

  3. 一つずつ見直す

    変更点、判断理由、反応を再確認する日を記録して家族と共有します。

参考情報

契約、建物の説明、境界、登記に関する判断は物件ごとに異なります。必要に応じて専門家へご確認ください。

古い家の売却・買取候補を整理する

10問に答えると、売る、会社に買い取ってもらう、家をこわす、のどこから調べるとよいか分かります。

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